校則は本当に必要なのか?学校と教育について、臨床心理士が考える
西郷孝彦『校則をなくした中学校 たったひとつの校長ルール』(小学館)を読み、普段スクールカウンセラーとして学校の中で働きながら思うことを交えて感想と考えていることを書き連ねていこうと思います。
校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール: 定期テストも制服も、いじめも不登校もない!笑顔あふれる学び舎はこうしてつくられた
- 作者:孝彦, 西郷
- 発売日: 2019/11/11
- メディア: 単行本
1.この本はどんな本?
世田谷区立桜丘中学校で10年間校長として子どもたちと向き合った西郷孝彦さん。2020年3月に退任されました。この10年の中で世田谷区立桜丘中学校では何が起こったのかが描かれています。教育や学校の先生はどうあるべきかということを考えることになる一冊です。
非常に読みやすい文章で子育てをする保護者、現場で働く教員、教育に携わる多くの人に読んでもらいたい本でした。
2.校則を撤廃することについて
桜丘中学校では様々な校則がなく、制服も自由です。そしてスマホの持ち込みが可能でフリーWi-Fiを設置、校長室には充電スペースまであるそうです。授業中に寝ても起こされず、それでいて進学率も高い。
これだけみたら子どもたちにとって理想郷でしょう。しかし、窃盗などが起きた際はすぐに警察に介入してもらうようで校則はなくても社会の1員として自分の中で節度を持って過ごしていかねばなりません。
先生も上から目線で「○○しなさい」というような指導はさせないとのことで、子どもだからといって管理しないというスタンスは素晴らしいなと感じました。
このような桜丘中学校の取り組みは、素晴らしいですが果たして全ての学校で可能なのかということを考えてしまいました。今、教育の現場ではICTの導入で慣れない機材と向き合う必要があったり、多くの現場で発達障害や不登校といった大人視点での「問題」に向き合う中で1から新しいことを始め議論するエネルギーなどなく、日々をなんとか過ごしていくことに精一杯な現状があるかと思います。だからこそ、「この本を読め。そして実践しろ」と教育の現場に容易に投げつけることができないのです。
「なぜ勉強しないといけないのか」「なぜ受験勉強をしないといけないのか」「なぜ学校に行く必要があるのか」こういった子どもたちの目線での疑問や葛藤には私たち臨床心理士・公認心理師はスクールカウンセラーとして現場でよく耳にします。子どもたちは様々な疑問を抱きながら勉強をさせられている中で、どうしたら自分から学びたい・学校に行きたいという気持ちになれるのでしょうか。そういった中で、ルールというのは足枷になっている面がやはり大きいとも感じます。でも、社会にでたらルールばかり足枷ばかりでそういった社会の縮図として学校というものがあったなと自分の過去を振り返りながら感じます。ルールの中で、自分の葛藤に折り合いをつけて自分のペースで学校と向き合っていくことは、それはそれで将来生きていく中での同じような状況に遭遇した時の対処方略として、経験が役立つこともきっとあるでしょう。
3.これからの教育について思うこと
校則や、学校の先生が上から縛るような教育というのはやはり変わっていく必要があるとは思います。教室の中の問題行動をやめさせるために叱るのであればその叱り方を考えていく必要があるでしょう。問題行動については私たち心理シが助言、介入していくことも大切な機会だと思います。
学校での問題は学校だけで解決できないこともあります。家庭と学校の連携も大切なことです。そこにはやはり信頼関係がなければ成り立ちません。信頼関係という点でみたら桜ヶ丘中学校の実践例は素晴らしいものでしょう。
家庭での子育てを基本としながら学校の教育はどうあるべきか?議論していかねばならない段階にあると私は思います。現場の先生の負担をいかに軽減していくか?それは時に行政レベルで変わっていかないといけないものもあるでしょう。現場で働く先生たちが豊かな生活を、そしてそこで学ぶ子どもたちが楽しく自由に過ごすために。
桜ヶ丘中学校を例に、教育に携わる者は今一度、考え動いていく必要がある。そんなことを考えた一冊でした。また、じっくり思うことを書いていきたいと思いますので、読者登録よろしくお願いします!
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実践に学ぶ30分カウンセリングを読んで【書評】
細澤仁・上田勝久編『実践に学ぶ30分カウンセリング』(日本評論社)を読んで思うこと、感想を書いていきたいと思います。
1.どういった人におすすめ?
カウンセリングといえば心理士(師)のイメージが強いですが、この本では医師やソーシャルワーカー、看護師の立場から短時間・低頻度のカウンセリング場面を取り扱っています。医療や教育の現場において、なかなか50分という枠を確保できず自分のカウンセリングの進め方は果たして正しいのだろうかと悩んでいる方にはおすすめの一冊です。理論と事例が書かれていることもあり、現場で働く経験がまだ無くても学びとなる側面は多いでしょう。
2.ココが興味深い
スクールカウンセラーとして教育の現場に入っていく中で、配置回数や勤務時間の問題というのは常に考えながら過ごしています。この本で考えさせることは多かったです。限られた時間の中でどのように介入していくかという視点でこの1冊を読んでいくと、自分の臨床の中に活かしていけるヒントは多く含まれているように思います。
3.これからの臨床現場の変化の中で
カウンセリングのフィールドがオンライン上に移行しつつある現在、時間と頻度の枠組みについてはオフライン同様に議論されるべきことでしょう。また、ユーザーのニーズに的確に応じていけるようカウンセラー側も枠の中でどのようなことに焦点をあて、洗練された場を提供し向き合うことができるのか。この書をきっかけに、自身の臨床心理士を振り返りつつ、今後のカウンセリングに活かしていきたいと思いました。
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小澤廉、暴力報道から考える恋人のDVと困った時の対処法
仮面ライダー鎧武や共演NGに出演の他、おそ松さんなどの舞台作品で活躍の人気俳優小澤廉さんが元交際相手に対するDVが文春オンラインによって明らかになりました。
報道の内容について事務所によって事実確認の後、契約解除となったことが公式ホームページで報告されています。
元交際相手は高校1年生の頃から小沢さんとの交際があったようで、その中では多くのDVを受けていながらもその関係は続き、妊娠後の堕胎強要など様々な精神的、かつ肉体的苦痛を伴い自殺未遂にまで追い込まれていたそうです。この関係は5年にも渡って続いていたとのことで、被害女性がどれほどの思いで日々を送っていたかと思うと胸が痛みます。
さて、このような報道からどうしてこの関係が5年間も続いてしまったのか。もしも自分がこのような立場に置かれたらどうしたらいいのだろうか。という点から考えていきたいと思います。
1.DV彼氏との恋愛関係はなぜ続いてしまうのか?
DVの関係性が長く続いてしまう背景には様々な要因があるかと思いますが、まずはDV加害者の独占欲の強さと、自分への自信のなさというものが挙げられます。
自分に自信がないからこそ、力によって支配する(暴力行為:金銭的な支配や精神的・肉体的な暴力)ことにより相手をコントロールします。しかし、一旦暴力を振るい終えると、急に優しい姿を見せ豹変します(ハネムーン期)。
DVの被害者はたまに見せるこの優しい姿があるからこそ、相手を切る捨てることができない共依存の関係になってしまい長くこの関係が続いてしまいます。DV被害者にとっても「私が居ないとこの人はダメなんだ」と許してしまうんですね。
2.DVに気づいた時の対処法
こういった関係性は暴力の程度や内容に違いはあっても、ありがちかと思います。おかしいな?と気づいても暴力の後の優しい1面をみたり、暴力的な場面以外では自分のことをよく理解してくれてその人しか自分を理解してくれる人はいないと錯覚しがちです。
しかし、実際は暴力なんて振るわれずにあなたのことを理解してくれる人は世の中にきっといるでしょうし、居ないと思うのであればそれは単にまだ今この瞬間に出会えていないだけだと思います。
ちょっとでも苦しい思いをしているのであれば身近な人に相談するもよし、もし身近に相談できる人がいないのであれば、DVの相談窓口等での相談をまずは電話などでしてみても良いのではと思います。
また、自分の命の危険性がある緊急を要する場合はDV加害者のために警察に通報し保護してもらうことも大切な選択肢です。
日本全国各地に相談窓口がありますので、お近くの相談機関に電話で確認をとり実際に足を運んで話すということも場合によっては必要でしょう。
死にたいやつらい、苦しいといった気持ちが相手との関係の中で生じてしまうのであればその気持ちを試練だとか、一過性のものだと看過すべきではありません。相手のことを大切に思うであれば尚更悪循環を断ち切り、適切な形で関係を維持していけるよう考えていくことが大切でしょう。
そういったお手伝いを我々心理士(師)含む様々な支援に携わる対人援助職が担っていけたらと思っています。
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クラスLINEが面倒くさい。ママ友同士の交流に疲れるあなたに
保育園、幼稚園、小学校や中学校の保護者同士の繋がりって皆様にとってどのように感じていますでしょうか。
こんにちわん、こんばんわん、臨床心理士でスクールカウンセラーとして小中学校で問題解決のお手伝いをしている心理学が好きな犬です。
最近ではママ友同士で、ラインのグループを作り所謂クラスラインで様々な情報を共有するということは多くあるようです。
クラスLINEは生徒の間でも作られ、その人間関係が「だるい」「面倒くさい」などと話題になることもありますが、今回は親同士のコミュニティに着目して話していきたいなと思います。
1.クラスLINEのメリット
我が子のランドセルはぐちゃぐちゃ。配られたプリントもロクに親に届かない。そんなときにクラスLINEは大活躍。共有してくれる人のおかげで重要な情報を見逃さずに済みます。また、提出期限が迫っているときに注意喚起をしてくれる方がいれば忙しい日々の中提出を忘れてしまうことを防げます。
そして、あるあるなのは宿題の内容を忘れてしまったときはクラスLINEで質問したら気づいた誰かが答えてくれるので次の日子どもが宿題を忘れて注意される!なんてことがなくなります。
あとは、運動会や持久走大会の際は撮ってくれた写真を共有してくれるなんていうこともあり便利な場面も多いようです!
これだけみたらクラスLINE最高じゃない!?となりそうですが、弊害もあるようです。
2.クラスLINEのデメリット
・リアクションすべきか無視すべきかよくわからない写真や投稿をする人がでてくる。
旅行に行ってきました、とかクラスLINEに写真アップされても「知るか!インスタにでもあげとけ!」って心の中で思って既読スルーしちゃうなどと。既読スルーすると、次PTAで会う時気まずいかなぁと余計な心配をしたりととにかく面倒くさいんですよね。
・クラスでのトラブルの問題提起をしてしまう。
「クラスで騒いでいる子がいるようで、皆困っています」「授業中私語が多いので気を付けるよう各自子どもに注意してください」などと、率先して問題提起する内容。
こういうことを書かれたら「我が子のことかも……」と思ってしまいますよね。自分の子が全体の中で名を伏せて注意されている、そんな気持ちになってなんだか不快ですよね。実際はそんなことなく、みんな騒がしかったり別の子だったりするのでそこまで気にしないで大丈夫でしょう。
・気づけば大量の未読が貯まる
日々、仕事に明け暮れ夕方には保育園のお迎えに走り、家に着いたら夕飯の準備に追われますよね。そんな中、クラスLINEなんていつみるの?という状況。そこで、共有されていたのに大量のスタンプに大事な情報が埋もれていくというのはあるあるですよね。
「クラスLINEで書いてあったのに、見てなかったの?」なんて言われた日には「知るか!!こちとら忙しいんじゃ!」と心の中で叫びましょう。
3.繊細な人ほど疲れるラインや人との繋がりの中で
メリットは確かにあって、学校のことを気軽に尋ねられるのは良いですよね。一方で、デメリットとしてママ友同士の関係の亀裂が生じてしまいそうな要因をいくつか含んでいるようです。
グループライン以外でもSNS全般で言えることだと思いますが、自分の生活と他者の生活は全く異なる時間の流れ方で進んでいきます。考え方も同様で自分と他人は同じことでも違った受け止め方をして当然です。しかし、人は常に自分の物差しで物事を測りがちです。自分が伝えたのだから相手が知っていて当然という感覚であったり、誰かが注意されている場面ではきっと自分のことだろうと思い込んでしまうというものであったり。
そんなときにこういったラインなどのネット上における不快な気持ちを一旦置いておくことが非常に大事です。メリットとなることはしっかり恩恵を受けつつ、何か嫌な気持ちになりそうだなということには関与せず、実際に会ったときに話して確認する方がお互いの気持ちをしっかりと伝えることができるでしょう。
文字でのやり取りって意外と伝えようと思っていることがしっかり伝わらないものなんですよね。
それでも、ママ友同士の繋がりというのは本当に大切で、困っているときの支えになってくれることは事実でしょう。そんな繋がりをちょっとしたことで崩してしまわないよう、まずは自分が楽に(適当に)物事を受け止められるようにしていきたいですね。
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松坂桃李と戸田恵梨香、電撃結婚!臨床心理士が出演作の思い出を語る
2020年12月10日(木)、松坂桃李と戸田恵梨香それぞれの所属事務所を通し、結婚を発表。久しぶりに明るい芸能ニュースにTwitter等のSNSは盛り上がっていました。
こんにちわん、こんばんわん!心理学が好きな犬です。
今日は松坂桃李さんと戸田恵梨香さんの過去の出演作や思い出を語っていきたいと思います。
松坂桃李さんと言えば、デュエリストで有名。Twitterでも突然デュエルリンクスのツイートをしてファンの女の子たちはよくわからないながらにリプを送るなど微笑ましい場面もちらほら見受けられました。菅田将暉さんのラジオにゲスト出演していた際も、遊戯王トークで熱く語る様子はもうこちら側の人間だなと(笑)
そんな松坂桃李さんの出演作を挙げるとするならば、「侍戦隊シンケンジャー」でしょう。2009年から2010年に放送されていた戦隊シリーズですが、松坂桃李さんはシンケンレッドとして、殿と家臣という上下関係のある設定の非常に面白い作品を演じられました。
放送当時の仮面ライダーは仮面ライダーディケイドで、ディケイド内でもシンケンジャーと共演する回もあった東映としても新しい取り組みを作中に取り入れていた時期でもあります。松坂桃李さんはとにかく、イケメンの殿で、毎週日曜朝起きて視聴していたので懐かしいです。
2.シリアスな漫画作品のメインキャラクターを演じた戸田恵梨香
戸田恵梨香さんといえば、「デスノート」「ライアーゲーム」の印象が残っています。
デスノートでは弥海砂役を演じ、注目を集めました。デスノートのシリアスな作中雰囲気に合う役作りに話題となりました。デスノートといえば、名前を書いた人が様々な死を遂げるというノートを扱う異色作ですが、漫画の魅力をしっかり実写化した名作でした。藤原竜也さんの名演技は必見です。
その後、テレビシリーズ「ライアーゲーム」では連続ドラマ初主演、松田翔太と騙し合いのゲームに参加し勝ち抜いていく物語でした。通称「馬鹿正直の直」ということで、その素直さを活かして物語が進んでいきます。
デスノートとライアーゲームは暗い内容だからこそ、戸田恵梨香さんが華となり一層魅力的な作品となっていたように思います。
ライアーゲームと言えば、中田ヤスタカさんの作中BGMも印象的でした。
3.おわりに
最近は世の中暗い話題が多かったですがそんな中、本当に久しぶりに喜ばしいニュースでした。幸せな家庭を築いてほしいです!
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ガチャの確率を乗り越えろ!確率と心理学を用いてソシャゲの闇を暴く
さらば、諭吉。次の10連で必ず引ける!!
こんにちわん、こんばんわん。ソシャゲが好きな犬です。
年末年始、様々なソシャゲがクリスマスイベントや年始イベントを開始し我々ユーザーも非常に盛り上がる時期です。そして、財布の紐も緩くなりがちな季節、そう全てはガチャへ。
私も、昔はパズドラからモンスト、FGOなどその他様々なソシャゲをプレイして多くのガチャを引いてきました。犠牲になった諭吉の数を数えろ!と問われても「今さら数えられるか!」とこればかりはソシャゲをプレイしていたらエターナルのテーマなのです。
今回は、そんなソシャゲとガチャに正しく向き合い楽しく遊んでいくために確率と心理学の知識を駆使しながら話していこうという記事です。
1.何回引いても100%にはならない(天井のあるガチャを除く)
例えば、排出確率1%のレアキャラがでるガチャを100回引いてもレアキャラが1体以上引ける確率は約63%なんですよね。逆に言うと約37%の確率で引けないわけです。
2/3 の人は引けるけど、1/3の人は爆死してしまう。
では、200回引いたらどうだろうか。さすがに200回引いたらもうほぼ確なのではないか?
1体以上引ける確率は約87%まで引きあがります。しかし、それでも引けない確率は約13%です。極端な話、100人中13人は200回引いてもピックアップキャラを手に入れることが出来ないという厳しい現実です。
実際は複数ピックアップの副産物があったり、ガチャを引くだけでアイテムが蓄積されてゲームを進める上で役立つなど、ソシャゲごとにガチャ10連の価値は違うかと思います。
では、なぜそれでも私たちはガチャ引くことをやめないのでしょうか。
2.正常性バイアスに気をつけろ
正常性バイアスとは、社会心理学で用いられる言葉で認知バイアスの1種です。
これは震災時やコロナ禍においても耳にする言葉で、「私には関係ない」「私はきっと大丈夫だろう」「まだ、大丈夫だ」と都合の悪い情報を遮断し、最悪の事態を軽視する傾向のことを言います。
これはガチャを引く私たちの心にも働いているのではないでしょうか。37%の確率で引けない可能性があるにも関わらず果敢にガチャに挑むその時の気持ちはきっと「自分は大丈夫だ!引ける!」という根拠のない自信に満ちあふれているでしょう(笑)
3.埋没費用(サンクコスト)効果(コンコルド効果)を理解しておこう
さて、そんなバイアスがかかった状態でガチャを引いた暁には「爆死」という受け入れがたい現実に直面します。
そんなときに知っておくべき言葉として、埋没費用効果やコンコルド効果という言葉が役に立ちます。これは、ここまで割いてきたコストに対しこれまでの損失を取り戻すためにさらに投資を継続していくという心理的傾向のことを言います。
身に覚えがあるのではないでしょうか?私にはあります。
こればかりは先に挙げたようにどれだけガチャを引いても100%にはならないという確率の闇を考えたら非常に危険なことが分かります。
ガチャは予め予算を決めておき、無理のない課金(実質これは無課金)で楽しむことが重要というわけです。
コンコルド効果を理解したうえで、ぐっと堪えるという選択も時に大切なのです。
4.最後に
ガチャの確率を計算し、ある程度の確率で敗北するリスクがあることを理解し、しっかりと予算と相談しながらガチャを楽しむことを考えてきました。年末年始の正月ガチャ等に向けて今からしっかりと計画を立て、一過性の感情に流されず冷静にガチャを楽しみましょう。
また、ガチャを爆死してしまっても、確率を見ると一定数の人が爆死しているのだからそう落ち込む必要もありません。Twitterにスクショを載せる人もガチャに勝った人が多く載せているだけで、同じく爆死した人はスクショもせず投稿もしていないというケースが多いかと思います。
しかし、推しを引くためならば諦めてはいけません。
確率の壁を乗り越えろ!!!(尚、一切の責任を負いませんのでご了承ください。)
ガチャの詳しい確率の検証については下記のサイトをご参照ください。
デジモンと共に過ごす日常!ウェアラブル端末「バイタルブレス」登場!
こんにちわん、こんばんわん、心理学が好きな犬です!
突然ですが、ウェアラブル端末をご存知でしょうか?
ウェアラブル端末とは、身につけて使う情報機器端末です。身近なものだと、アップルウォッチなどは多くの方々が身につけていますね。
そんな、ウェアラブル端末にデジタルモンスター(通称デジモン)を育成・バトルできる新ギア「バイタルブレス」が登場!
見てください、このスタイリッシュなデザイン!普通に大人が身につけても問題ないシンプルさ。これなら、仕事中でも身につけてもバレない?←
このバイタルブレスの機能として、歩数・心拍数を計測できます。その歩数・心拍数によってデジモンが進化するようです。また、街中の電子決済機に近づけるとデジモンとエンカウント(遭遇)、オートでバトルが進行します。勝率なども進化分岐に影響するようなので、しっかりと育成しバトルに挑みたいですね。個人的に評価の高いポイントはUSBケーブルによる充電が可能な点です。これまでのデジモンギアはボタン電池が必要だった為、USBによる充電は新鮮ですね。
そしてこのバイタルブレス、機能はこれだけでなく育成デジモンを専用アプリに転送し全国のユーザーとオンラインバトルが可能のようです!これはかつて存在していたD1グランプリの復活を期待して良いのでしょうか!?
また、「Dimカード」というものを端末に差し込み、育成できるデジモンを拡張していくという仕様のようです。Dimカードのバリエーションとしては今現在分かっているもので、アグモン・ガブモンの進化系譜の他、火山・氷河エリアの進化系譜のデジモンを育成できるDimカードが順次登場予定とのことで、アグモン・ガブモンということはあの聖騎士デジモンを期待してもいいのかな?と楽しみにしつつ、それだけでなく火山・氷河エリアの幅広いデジモンが登場するということでそのバリエーションに今から楽しみです。
マニアックな話になりますが、火山エリアで登場が予想できるボルケニックドラモンはサービス終了したスマートフォンアプリゲーム「デジモンリンクス」が初出のデジモン。そして、氷河エリアで登場が予想できるのは中国でリリースされているデジモンのスマートフォンアプリゲーム「デジモンエンカウンター」が初出のデジモン。いずれにしてもまだまだ活躍の場が少ないデジモンなので、カラーのドット絵で育成できるとなれば嬉しい限りです。
もうこれだけの情報で今からワクワクしています。バイタルブレスで日々の運動の習慣を身につけながら健康な生活を送りつつデジモンとの生活を楽しめる、素晴らしいデバイスになりそうな予感。
予約開始は12月18日からで、2021年3月13日(土)発売予定。全国の家電量販店で販売に合わせ、プレミアムバンダイで限定カラーの販売もあるようです。
私はブラックを購入予定!まだまだ判明していない情報も多いため、今後の続報を待ちましょう。
Youtubeでも情報発信していますので、合わせてご活用ください!
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