心理学が好きな犬の備忘録

臨床心理士がサブカルチャーから心理学まで好きなことを書いてゆく

クラスLINEが面倒くさい。ママ友同士の交流に疲れるあなたに

 

保育園、幼稚園、小学校や中学校の保護者同士の繋がりって皆様にとってどのように感じていますでしょうか。

こんにちわん、こんばんわん、臨床心理士スクールカウンセラーとして小中学校で問題解決のお手伝いをしている心理学が好きな犬です。

 

最近ではママ友同士で、ラインのグループを作り所謂クラスラインで様々な情報を共有するということは多くあるようです。

クラスLINEは生徒の間でも作られ、その人間関係が「だるい」「面倒くさい」などと話題になることもありますが、今回は親同士のコミュニティに着目して話していきたいなと思います。

 

 

1.クラスLINEのメリット

我が子のランドセルはぐちゃぐちゃ。配られたプリントもロクに親に届かない。そんなときにクラスLINEは大活躍。共有してくれる人のおかげで重要な情報を見逃さずに済みます。また、提出期限が迫っているときに注意喚起をしてくれる方がいれば忙しい日々の中提出を忘れてしまうことを防げます。

そして、あるあるなのは宿題の内容を忘れてしまったときはクラスLINEで質問したら気づいた誰かが答えてくれるので次の日子どもが宿題を忘れて注意される!なんてことがなくなります。

あとは、運動会や持久走大会の際は撮ってくれた写真を共有してくれるなんていうこともあり便利な場面も多いようです!

 

これだけみたらクラスLINE最高じゃない!?となりそうですが、弊害もあるようです。

 

 

2.クラスLINEのデメリット

・リアクションすべきか無視すべきかよくわからない写真や投稿をする人がでてくる。

旅行に行ってきました、とかクラスLINEに写真アップされても「知るか!インスタにでもあげとけ!」って心の中で思って既読スルーしちゃうなどと。既読スルーすると、次PTAで会う時気まずいかなぁと余計な心配をしたりととにかく面倒くさいんですよね。

 

・クラスでのトラブルの問題提起をしてしまう。

「クラスで騒いでいる子がいるようで、皆困っています」「授業中私語が多いので気を付けるよう各自子どもに注意してください」などと、率先して問題提起する内容。

こういうことを書かれたら「我が子のことかも……」と思ってしまいますよね。自分の子が全体の中で名を伏せて注意されている、そんな気持ちになってなんだか不快ですよね。実際はそんなことなく、みんな騒がしかったり別の子だったりするのでそこまで気にしないで大丈夫でしょう。

 

・気づけば大量の未読が貯まる

日々、仕事に明け暮れ夕方には保育園のお迎えに走り、家に着いたら夕飯の準備に追われますよね。そんな中、クラスLINEなんていつみるの?という状況。そこで、共有されていたのに大量のスタンプに大事な情報が埋もれていくというのはあるあるですよね。

「クラスLINEで書いてあったのに、見てなかったの?」なんて言われた日には「知るか!!こちとら忙しいんじゃ!」と心の中で叫びましょう。

 

3.繊細な人ほど疲れるラインや人との繋がりの中で

メリットは確かにあって、学校のことを気軽に尋ねられるのは良いですよね。一方で、デメリットとしてママ友同士の関係の亀裂が生じてしまいそうな要因をいくつか含んでいるようです。

グループライン以外でもSNS全般で言えることだと思いますが、自分の生活と他者の生活は全く異なる時間の流れ方で進んでいきます。考え方も同様で自分と他人は同じことでも違った受け止め方をして当然です。しかし、人は常に自分の物差しで物事を測りがちです。自分が伝えたのだから相手が知っていて当然という感覚であったり、誰かが注意されている場面ではきっと自分のことだろうと思い込んでしまうというものであったり。

そんなときにこういったラインなどのネット上における不快な気持ちを一旦置いておくことが非常に大事です。メリットとなることはしっかり恩恵を受けつつ、何か嫌な気持ちになりそうだなということには関与せず、実際に会ったときに話して確認する方がお互いの気持ちをしっかりと伝えることができるでしょう。

文字でのやり取りって意外と伝えようと思っていることがしっかり伝わらないものなんですよね。

それでも、ママ友同士の繋がりというのは本当に大切で、困っているときの支えになってくれることは事実でしょう。そんな繋がりをちょっとしたことで崩してしまわないよう、まずは自分が楽に(適当に)物事を受け止められるようにしていきたいですね。

 

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