アルバム『Ethernity』にみるドリームポップの可能性
我らのFor Tracy Hydeの新譜『Ethernity』が本日2021年2月17日リリースされた。
これまでのフォトハイに対する「イメージ」を良い意味で裏切り、バンドサウンドの広がりを感じる1枚だと感じた。しかしながら、その随所にフォトハイ「らしさ」は散りばめられている、そんなアルバム。
「Interdependence Day(Part I)」のミュージックビデオもYouTubeで公開されている。
アルバムを通してのコンセプト・一貫性を感じる1枚で、通しで聴くことによる感動も大きい。
フォトハイの煌びやかなサウンドを踏襲しつつも、アメリカンな雰囲気と豪快さを兼ねている。重厚なサウンドはじっくり聴いて楽しみたい。そして、夏bot氏のボーカル曲が多いのも特徴で「City Limits」「スロウボートのゆくえ」が個人的に好みだ。しかしながら、eurekaさんのボーカル曲もさらに洗練されたいてグランジ風の「Chewing Gum USA」はフォートレイシーハイドの新しい可能性を示す1曲として聴きながら笑みを浮かべてしまった。透き通ったeurekaさんの曲が好きな私は、「Radio Days」を聴きながら寝ようと思う。ついつい口ずさみたくなるサビの「Sister Carrie」もフォトハイの良さが詰まった1曲だ。
このアルバムを通して聴く中でキラキラとしたメロディに乗った歌詞を、音の粒一つひとつを味わいたい。
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