令和の時代に生きる私たちのサブカルチャー、オタクについて考える
今週のお題「読書感想文」
お題が読書感想文だったので、noteでも書いたのですがこっちでも便乗!(笑)
お久しぶりです!心理学が好きな犬です!!
山岡重行著『サブカルチャーの心理学 カウンターカルチャーから「オタク」「オタ」まで』について読んだ感想をnoteに先ほど投稿しました。
こちらではそのおかわりとして、もう少しオタク的視点から色々と感想を書いていきたいと思います。
この本では鉄道オタクやジャニーズオタク、腐女子、鉄道オタクやスピリチュアル、陰謀論など様々なオタク文化について語られ研究されています。
多くの人にとって、趣味としてモノを購入したり、誰かのライブに行く、何かを収集するという行動は自分を「オタク」と認めるかどうかは他にしても、ごくごく当たり前のことですよね。
私も好きなバンドのCDや好きなアニメのBlu-rayを集めるのが趣味の音楽オタクであり、アニメオタクでしょう。
私にとって、好きな音楽を聴くときは勿論、好きなバンドのCDをCDショップで予約し購入する瞬間の高揚感というのは日々の生活のストレスや疲れが吹き飛ぶ瞬間であり、何にも代えられない感覚なのです。
きっと皆さんにとっても、私にとってのCDが別の対象でこのように感じるもの、瞬間があるかと思います。
そういった瞬間や対象があるからこそ日々の生活にメリハリが生まれ、豊かな生活を送れるのでしょう。
noteでも書きましたが、令和はストリーミングの時代。音楽も映像も、パッケージ媒体から配信媒体にシフトしつつありますね。
それはある意味、手軽に観て聴いて感じることが出来る反面、ジャンクフード的に消費し貪ることでその一つひとつの感動が希薄になっているのではないかという疑問点も生まれます。
少ないお小遣い握りしめてレコード店でCDをジャケ買いし「あっ…失敗だったな」と思いながらも少ないお小遣いで買ったCDなので仕方なく聴き続けていると「このアルバム、意外と良いな」と印象が変わっていく経験を今の世代のユーザーは体験しないわけですよ。
「苦手だな」と感じたらもう聴かなくても良いんですよ、ストリーミング配信の時代では。
このように、サブカルチャーとオタクを巡る環境は時代背景に大きく左右されるものだと思います。
この本の魅力としてそのサブカルチャー心理学を、統計的手法を用いて考察している点にあります。そして、これからもサブカルチャー心理学は広まって学問的に扱われ研究を重ねていくことに意義のあるものであると強く感じさせられました。
ぜひ手に取り、サブカルチャー心理学の門を叩いてみてください。